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“悪女”ホマキ、映画「白夜行」で新境地 [芸能ニュース]

“悪女”ホマキ、映画「白夜行」で新境地.jpg女優、堀北真希(21)が来年初春公開の映画「白夜行」に主演することが27日、分かった。人気作家、東野圭吾氏(52)の同名ミステリー小説が原作で、自分がのし上がるために周囲の人々を不幸にしていく悪女役。ワルい女になるのは初めてで、堀北は「見た人の胸に突き刺さるような女性を演じたい」と新境地に気合を入れている。公開中の映画「誰かが私にキスをした」でピュアな女子高生を演じている堀北が、一転、悪女になる。

 少女を助けるために父親を殺した少年と少年をかばうために母親を殺した少女の18年の人生、2人の周辺で起こる不可解な事件を描いた同作。累計180万部を突破した大ベストセラーで、05年には舞台化、翌06年には女優、綾瀬はるか(25)と俳優、山田孝之(26)でドラマ化、また昨年には韓国でも映画化されるほどの人気作だ。

 堀北は、並はずれた美貌を持つ裏側で、自分の手を汚さずにかかわる人間を不幸に陥れる唐沢雪穂役。これまで清純派の役が多かったが、同作では必死に生きていくために幼なじみを使い、母親の愛人を殺害させたり、クラスメートや親友を襲わせる残酷な一面を持つ女性を演じる。

 映画化にあたり石垣裕之エグゼクティブプロデューサーは、雪穂が持つ美貌に隠れた人々を引きつける魅力がある女優を模索。「堀北さんの清純で初々しいイメージに隠された芯の強さや危うさが、雪穂のイメージそのもの」とラブコールを送った。

 高校時代に原作を読んだ堀北は「雪穂のたくらむ計画のトリックが印象的でおもしろかった」とファンであることから快諾。初挑戦となる役柄については、「とても楽しみ。まだ自分も知らない自分を発見できるのではないかと思っています」と期待に胸をふくらませている様子。「見た人の胸に突き刺さるような女性になるように演じたいと思います」と、悪女になりきることを誓っている。

東野作品はこれまでにほとんどの作品が舞台、テレビドラマ、映画化されるほどの人気。「白夜行」についても、原作が出版された99年から多数のオファーが寄せられていたといい、製作側は「映画でしか描ききれない壮大な題材を持つこの物語を、ようやく5年かけて映画化にこぎつけた」と、5年越しの実現にヤル気をみなぎらせている。



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